「いつか自分の中二病要素をフルスロットルさせて作ったファンタジーなシリーズ物をうごメモに投稿してみたい!!」と急に思った帰り道

そんな感じの、試作品ですw
まだ頭の中でしか構想しておりません(^言^)
なんか変な感じですので、興味の無い方はそのままスルーでww


とりあえず伏せてみます。






「……ん…。」




私は目を覚ました。


地面の上。建物も無い林と平原の中間のような場所。
空は青く、太陽がまぶしい。


川か何かがあるのだろうか。水の音がする…。





私は起き上がった。


「私はここで…何…を…!」



思い出した。全てを。
思い出したくも無いのに、私の頭の中に強制的に流れ込む「記憶」。
いや…「因縁」。



私は死んだ…というよりも、生きることを繰り返した。
望むでもなく生き、死んだのだ。


もう何回目なのだろう。
何十回…何百回…いや、何千回か…?



先ほどの言葉は前世の私が言った言葉。
「また、繰り返した…。」



私は頭を抱えた。



足元に置かれていた何か。
鈍く光る短刀と弓矢。



前世の私は魔物と戦い、そして命を失った。
その前は、逃げた。生と死を繰り返すことが嫌になっていた。
運命と魔物はそれを許さなかった。



いつのことかは忘れたが、弱点を見つけたことがあった。
しかし、及ぶことは到底無かった。
かなり前には、話し合おうとしたこともあったようだ。


愚かな事だった。



私は何かを知ったらしい。


この世の「禁断」を。


私はある村に住んでいた。
私にとってはこの村が「この世」であった。


出ることは出来なかった。
村の外には「魔の者」がいた。村の外には出ることが許されず、結界が貼られていた。


そんな中で、私は確かに生まれ、普通に生活をしていた…はずだ。


私は学ぶことが好きだった。知ることが好きだった。
文字を読むことが出来るようになり、勉学を教わり、この世のあらゆることを知った。


「魔の者」について、簡単な戦闘訓練、粉引きのしかたに機織のしかた、この村の外にはまだ他の世界があること…。


私は「成人」になった。しかし、心の内は未だに「子供」だった。



私は知り足りなかった。知識欲と好奇心が先立つ。


私はいつしか、村長が「何か」を知っていることを知った。
「何か」とは何か。ただ知りたかった。
私は、注意深くその「何か」を探した。


私はその「何か」の詳しい場所を突き止めた。
村長の家のある場所にその「何か」はあったらしい。


そこにたどり着くまでに、何をしたのかはハッキリ覚えていない。
もう、何度もこの世界を巡っているから…。


私はその「何か」を見つけたのだ。
それは一冊の分厚い本だった。
私はそれを読んだ。


私は「禁断」を知ったらしい。
今はもう覚えていない。


それから私は村の人に見つかり、「異端者」とされた。


私は村の外れに放り出された。


“「異端者」は苦痛を繰り返す”
村にはそう言い伝えられていた。


私は、村の外にいた一体の大きな魔物と共に世界から切り離され、結界を張られたらしい。


「その魔物を倒せば結界は破れる」
そう言われて、少しの武器と鎧のみを持たされ、私は永遠の孤独を与えられた。



神などいない。
いるのは、私と魔物だけである。


魔物は私を襲う。
私は「ソレ」を退けねばならぬ。


簡単な武術しか知らない私には到底無理な話である。
そんなことはとっくに知っていた。
私は何度も痛みを味わい、苦痛におびえた。


死んだとしても、私は元に戻った。
それを「輪廻」というらしい。
私の「輪廻」はこの世界に限定されているらしい。


「輪廻」は足枷となり、逃れようとも逃れることは出来なかった。



私から笑顔は消えた。
恐怖と憎悪、そして絶望から私の表情は崩れていく。



この苦しみは私への「罪」。


何が「罪」なのかは知らない。





そんな苦しみがまた続く…。




私は武器を手に取ろうとした。魔物の足音が聞こえてくる。
私をまた襲うらしい。


しかし、遠くから聞こえるその音は、それより鋭い音と振動でかき消された。

「ズドーン!!!」というその音は今までの「世」の中で聞いたことが無い音であった。



私はその音のほうへ走った。







音の先には大きな穴があった。


私の知らない穴。


私の「輪廻」が崩れる穴。



大きい穴ではあるが、浅いらしい。




中には…人がいた。


人だと分かったときには神聖なものを感じたが、その人が頭から地面に軽く突き刺さって、「助けて〜〜〜」と言った瞬間に私の頭から「神聖」という言葉は音を立てて消えた。



私は、笑いたかった。しかし、笑えなかった。
顔が引きる様な感じがした。



さすがに見捨てるわけにもいけない。
私はその人を助けた…いや、引き抜いた…。



「いや〜…助かったぁ〜!」


そう男は言った。
何か大きな荷物を背中にしょっているらしい。
少し痩せ気味で背が高く、子供のような目をしている。
頼りない…。



「これがあったお陰で何とか刺さっただけで済んだよ。」


男が四角いものを出した。見たことが無い。
それ以前に「刺さっただけで済んだ」とはどういうことか…。



「…君…一人?」
男が言う。

「え?ああ…。」
こうやって人と話すのはいつ以来だろうか…。




「う〜ん…。べっぴんさんなのにもったいないな〜。誰もここに寄らないのかい?」
男はそう言った。これはどういう意味か…。



「ここにいるのは私一人だ。この<世界>にいるのが私だけらしい。」
「そうなのかい!凄いところに来ちゃったなぁ…」


ますます訳が分からない。


「そりゃあ、参ったぁ。…って、僕の話すんなり受け入れているけど、君はどういう立場なの?」
「…異端者…らしい。」
「そうなの…。<シュウキョウカイカク>でも起こしたのかい…?」
また訳の分からないことを男が言った。



「は…?」
「あっ!いや…こっちの話!」
男が何か焦っている。


その背後で何か刃のようなものが揺らめく。
そんなことを話している場合ではなかった!


「危ないっ!!!」

私はその男を急いで引き倒した。
男から「ゴキュッ」という音がした。



危なかった。
魔物が襲ってきたところを間一髪で交わした。


「いてて…首ひねったぁ…。」
男が呑気に声をあげる。
「アンタ、よくこんなこといえるわね。私はアイツを倒さなきゃいけないの!」
私は口早に説明した。



そんな間にも、魔物は襲おうとする。


「おいおい…そんなところに来ちゃったのかい…。…あ。」
男がまた何か言う。
「それならこんなものがあるよ。」


そういって、男は背中の袋から丸い物体を出して地面に投げつけた。


「ボン!!」
何かが爆発するような音。
今まで聴いたことが無い音だった。


私たちの周りを半円状の物体が覆っている。
魔物の攻撃は届かないようだ。



「これで一日は大丈夫だろう。とりあえず、状況と対策を練ってみようか。」
初めて、その男が頼もしく感じた。
男の目が鮮やかに映える。


私の世界が一つ広がった。


私の長い人生が始まった。


私の長い「旅」が始まる。


〜続く気がしない〜




えっと…そんな感じで…とめときまスイマセンでしたぁぁぁ(TдT)


何か中二病的なものを考えていたこんなもんが出来ましたw
私の脳内はいつも「ふぁんたじー」です。


とりあえず、最初からいた人物が女性で、後から「突き刺さった」人物が男性ですw



最初の部分は、現代文で習った「ギリシャ神話」の部分や古典で習った「輪廻転生」の話を参考にしていました…。


実は、「androp」というバンドの「Traveler」という曲からイメージが沸きました。
なぜ…www


とりあえず、時々シリアス、大体お笑いで行きたかったらしいですwwwww
(跡形も無いwwwwwww)



この後、無事二人は男の出す奇妙な「道具」と女の武術で魔物を倒し、またどっかに行くという設定まで考えていた時点でフェードアウトしました(^言^;)


もう、何が何やら…。


「恥ぢぃ!」