ほとんどの大学生は精神統一をする為に写経はしないと思うんだ

久しぶりに私の好きなはやみねかおるさんの新作小説を買いました!
「怪盗クイーン、かぐや姫は夢を見る」。約三年半ぶりのシリーズ新作です。
小説といっても児童小説ですがw
大学生が児童小説買いに子供向けの本コーナーに立ち寄ります。
それぐらい好きです。



はやみねさんは児童小説作家ながら本格ミステリ作家でもあります。
子供向けのはずなのに大人でも楽しめるのはその点なんだと思います。
トリックなんかは毎回毎回凝ったもので、いつも「アッ」と言わされますw
話は毎回ハッピーエンドで終わるので、読んでいてスッキリします。
グロテスクな表現もほぼ無いので読みやすいです。
(といっても、大人向けの小説になると若干状況が変わってきますが…特に漢字名義で出された小説は突然バッサバサ行くもんだからビビリました)



なにより面白いのはキャラの濃さと小ネタの数々ですね。


別シリーズですが、冬だから冬眠しようと考えて本気で実行に移るキャラを私ははやみねさんの作品の中で2人見つけましたw(もしかしたら他にもいるかも…)


「普通の学生」だと自身で言いながら、夜は二一時に必ず就寝、精神統一の際は写経をし、堕落を一切嫌う大学生だったり、なぜかサバイバル知識豊富なスーパー中学生だったりするキャラも・・・。
(まぁ、あまり一般的にはあまりいないですよね…?)



一番奇抜なのは「夢水清志郎シリーズ」の「夢水清志郎」と怪盗クイーンシリーズの「クイーン」だと私は思います。



夢水さんは元教授でありながら常識0な上に、自称名探偵ですからw
本気で冬眠したのも彼です。確か、太陽系聞いたら曜日順で答えたのも彼だった気がしますw「ユメミズ・スピードワゴンⅠ世」(自転車)のネーミングセンスもなかなかだと思います。

でも推理力はピカ一ですし、時折見せるミステリアスな雰囲気が個人的にカッコいいなぁと思ってしまいますw



クイーンは怪盗を地でいくキャラですねw
誰にでも変装が出来、体術、催眠術に秀で、そして遊び人w
大切なのは「C調と遊び心」だそうです。
相棒のジョーカーに吹き込む謎の日本文化も個人的にツボです。


あの破天荒さはなかなか描けないキャラだなぁと思いながら、彼(彼女?)の活躍に毎回ワクワクしている私ですw




久々の新作なのでワクワクしながら読んでますw
小さい頃を思い出します(^^)
多分500ページも何のそのだと思います。



それでは!